ジェーンの日記

多嚢胞性卵巣症候群

不妊専門病院でこのように言われました。
というわけで、ダイエットを今度こそ決行して、成功してみせよう。
めざすは20kg減だな。
とりあえずここまでこられるまで頑張ろう。

こんな病気です。

◆多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
多嚢胞性卵巣症候群は不妊患者さんでしばしば見かける病気です。これは女性の卵巣の中で卵子は成熟するのですが、卵巣の外側の膜がかたく、排卵できない排卵障害の代表的な病気の1つです。
この病気をわかりやすく説明するために金魚鉢と中にいる一匹の金魚をイメージしてください。金魚鉢が卵巣で、金魚の口から出た1つのアワが卵胞です。アワは水面に向かって上昇するとともに大きくなり、水面に達するとはじけて消えます。これがまあ排卵ですね。多嚢胞性卵巣症候群では、ぽっとアワが出て、だんだん大きくなるところまでは問題ないのですが、水面に油の膜のようなものがあり(実際は卵巣の表面の膜が硬く)、はじけて外へ飛び出す事ができないのです。ですから多嚢胞性卵巣症候群の患者さんの卵巣を超音波検査で見ると、卵巣の中にポカリと抜けた丸い空洞(嚢胞)がたくさんならんで観察できます。これを産婦人科の先生はネックレスサインとよんでいます。
患者さんの脳は、なんとか排卵させようとしますから排卵を促すホルモンである黄体化ホルモン(LH)が常時多量に分泌されます。生理が始まってから2日目から5日目に各種のホルモンの検査をしますが、この値を基礎値といいます。この基礎値は通常、卵胞刺激ホルモン(FSH)>LHですが、多嚢胞性卵巣症候群の患者さんではFSH<LHとなっています。
多嚢胞性卵巣症候群の患者さんの基礎体温は乱れ、月経不順となります。排卵があったりなかったりする人や、全くみられない人もいます。多嚢胞性卵巣症候群の人は、体型的に肥満傾向の人に多く、多毛や声の低音化などがみられ、その発症に男性ホルモンの分泌異常が関係してると考えられています。
しかし、やせた女性や、多毛などの症状が全く見られないひとも多くいますから、注意が必要です。
多嚢胞性卵巣症候群の治療として、初期には経口、そして注射による排卵誘発が行われます。しかし、体は常時排卵させようとしているわけですから、ここに排卵誘発剤を投与することにより、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が通常より発症しやすくなります。
この病気に対する外科的な治療法として腹腔鏡治療があります。これは腹腔鏡でおなかの中を観察しながら、卵巣の表面に穴をあけ、排卵しやすくするというもので、妊娠率も高いといわれています。ですから、この病気とわかっている人や、疑われている人は、今自分が治療を受けている(これから受けようと思っている)医療機関が腹腔鏡検査を行えるのかどうか調べておくとよいでしょう。

不思議な事↓
卵胞刺激ホルモン(FSH)>LHですが、多嚢胞性卵巣症候群の患者さんではFSH<LHとなっています。
とあるけど、私が数ヶ月前にした検査では(FSH)>LHにちゃんとなってたんだよね~。やっぱり薬の使いすぎなんかな?


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